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各種難病の本質を知る (2) 鈴木修一著

<各種難病の本質を知る>

②白血病について

現代医学では、白血病についてどのように考えているのでしょうか。

(現代医学の白血病の定義)
白血球がガン化して生じた異常な“白血病細胞”が、造血組織である骨髄でどんどん分裂・増殖することにより、骨髄では本来の造血が妨げられてしまう。そのために新しく血球がつくられなくなるので、ほうっておくと数ヶ月ないし数年で命を落としてしまう難病。
したがって治療法としては、一刻も早く抗ガン剤や放射線で、白血病のもとである白血病細胞を叩き潰さねばならない。しかし白血病細胞は、どんなに叩いても体の奥に隠れていて、また再発してくる。最後は骨髄移植などで、造血組織の骨髄を丸ごと交換するしかなくなることもある。
原因不明の難病中の難病で、急性の場合は数ヶ月、慢性の場合でも数年で命を落としてしまうことが多い。

(私の提唱する“真実の医学”)
現代医学では、血液の成分である赤血球/白血球/血小板が、それぞれ別々に骨髄でつくられていると考えていますが、それは私が拙著「ガンを解明する」や「健康の本質・病気の本質」で繰り返し述べていますように、完全な間違いです。“骨髄造血説”という間違った学説が明治時代から続いており、これが現代医学の教科書にどっかりと君臨し続けているために、ガンや白血病をはじめ、あらゆる難病の本質が分からなくなっているのです。

実際には、食物が腸で消化・吸収されるときに赤血球がつくられ、それがいくつか融合して有核の白血球を形成し、さらに白血球が融合してより大きな体細胞がつくられます。血小板は、主として赤血球の“かけら”であり、出血などの異常事態の際に赤血球が破壊され、そのかけらが凝固や止血の働きをします。

“変化することがこの世の本質である”

この法則は血球や細胞の世界においても、真理なのです。

- To be continued -