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各種難病の本質を知る (10) 鈴木修一著

<各種難病の本質を知る>

⑥慢性関節リウマチについて

リウマチとは、運動器官の筋肉や関節に痛みや炎症が多発する病気で、痛みが体の各部に流れていくように感じられるところから、この名前がつけられています。本来は体内の細菌や異物を攻撃するはずのリンパ球が、間違って自分の弱った細胞を“異物”と見なして攻撃して破壊する、「自己免疫疾患」のひとつとして考えられています。
そうなると体のこわばりや痛みの原因はリンパ球の過剰な免疫反応なので、そのリンパ球の働きを免疫抑制剤で抑えたり、とりあえず痛みや炎症を抑えるために消炎鎮痛剤やステロイド剤の投与が、現代医学の治療の中心となります。

しかしながら病名に“慢性”ということばが入っているように、この方法では治りません。
関節リウマチは、リンパ球による自己免疫疾患ではなく、ストレスによる顆粒球増加のために活性酸素が大量発生して、それが組織破壊を引き起こすために発症するのです。
痛みや腫れ、倦怠感、炎症などは、破壊された組織を回復させるための血流回復反応であり、
これらを悪ものと勘違いして、薬剤で何とかしようとしてはいけません。

(正しい根本対策)

関節リウマチはリンパ球の過剰反応ではなく、顆粒球による組織破壊が真の原因ですから、免疫抑制剤投与は間違いです。また血流回復/組織修復のための反応である痛みや炎症を、消炎鎮痛剤やステロイド剤で抑えることも、当然間違いです。
正しい対策は、ストレスによる“冷え”や“血行不良”を回復させることですから、“体を徹底的に温めること”と“ストレスを意識して大幅に減らすこと”が2大根本対策です。

病名に“慢性”という言葉がついているのが、すでに現代医学の“敗北宣言”です。本来、関節リウマチは、体を積極的に温めることとストレスからの脱却こそが根本対策であるのに、間違った薬物治療で治そうとするから、難治化/長期化して“慢性”になるのです。

- To be continued -