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医者や薬を”盲信”する人が次第に難病になっていく流れ (6)

<医者や薬を“盲信”する人が次第に難病になっていく流れ>

③優れた医者が報われる制度とは?

しかしながら、いくら私が声を大にして、薬物治療の弊害を警告したところで、医療業界が自主的にそれを改めるということは期待できません。薬というのは、医療関係者(=医者/病院/医薬品メーカー/厚生労働省とその下部組織/大学の医学部/学会や関連団体)の大事な収益源のひとつだからです。「薬は効果がない」とか「薬の長期使用は、かえって病気を難治化させる」といった意見は、彼らにとっては“メシのタネを脅かす危険思想”なので、無視して“黙殺”しようとします。できることなら、数の力やカネの力でネジ伏せたいところなのですが、現実に薬で病気を治せないのは事実なので、反論することもできずに、結局、異端として隅っこに追いやろうとします。

しかしながら、医療こそ利権よりも何よりも、人の幸せを最優先しなければいけない分野です。

確かに医療業界に従事する人の数は少なくありませんから、彼らの生活が脅かされるというのは大変なことです。しかも国民の大多数が医者や薬を盲信している現状では、病院や医者や薬局が減ることは、大きな社会問題にもなりかねません。しかし時代の流れには抗うことはできません。国民の大半が「薬になど頼らなくても、生活や生き方を改めることでほとんどの病気を治すことができる」ということを知ったなら、もはやどうあがいても薬物行政は立ち行かなくなります。その代わり、高額な医療費は不要になり、国民を不幸にする国家予算の大赤字はたちまち解消することでしょう。年金支払いの問題も解消します。国家予算に大きな“ゆとり”が生まれるからです。

優れた医者ほど、本当は公務員にすべきです。
名医ぶりを発揮して、次々と病気を治し、患者を健康にしていったら、病院が民間企業であれば、それに比例して貧乏になってしまいます。患者が減るからです。公務員であれば“収入源”などにとらわれずに、病気の本質を追究し解明して、根本対策や根本治療を指導することができます。そしてそういった名医は、地位も収入もどんどん向上していく“しくみ”をつくればいいのです。医者というのは、軍隊/警察/消防/レスキュー/教師などと同じ大事な仕事で、金や地位より国民の幸せを第一に考えなければいけない職業です。間違った制度のもとで金儲けをしようと考えたら、大多数の国民を不幸にする流れになってしまいます。

- 完 –